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​REJの活動

Refugee Education Japan(REJ)は、主に三つの分野で活動を展開しています。日本で難民の学生のための高等教育の機会を拡大すること、海外にいる難民の学生を日本語学校に受け入れること、そして日本及びアジア太平洋地域において難民のための「教育パスウェイズ」を推進することです。

グローバル難民フォーラムに
おけるプレッジ

グローバル難民フォーラムは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が開催する、難民に関する世界最大の会議です。2019年より、4年に一度開催されるこのフォーラムには、各国政府、国際機関、民間企業、市民社会団体など多様なステークホルダーが参加し、「難民に関するグローバル・コンパクト(Global Compact on Refugees)」を実施するためのプレッジを行います。グローバル・コンパクトは、2018年に国連総会で採択され、次の4つの指針を提示するものです。
1. 難民受け入れ国の負担軽減
2. 難民の自立促進
3. 第三国定住の拡大

4. 安全かつ尊厳ある帰還に向けた環境整備

 

2023年12月に開催された第2回グローバル難民フォーラムにおいて、私たちはパスウェイズ・ジャパンと、以下の内容を含む共同プレッジを行いました。

プレッジ全文は、グローバル難民フォーラムのサイトで、"Japan ICU Foundation"を検索の上、ご覧いただくことができます。

01

日本の16大学で既に学んでいる65名の難民学生への支援を継続すると共に、新たに20名の難民学生を受け入れる

02

日本語学校9校に新たに96名の難民学生を受け入れ、就職支援を行う

03

アジア太平洋地域で「教育パスウェイズ」を促進するため、定期的に会合を開催する

教育パスウェイズ

「教育パスウェイズ」(教育を通じた難民の補完的受け入れ)とは、教育の機会を通して難民を第三国に受け入れ、安定した生活を送る基盤をつくることを指し、政府による定住を補完するものです。難民の学生に奨学金を提供するだけでは「教育パスウェイズ」とは言えず、学位取得までの経済的・学術的支援に加えて、その後受け入れ国で安定した生活を送る道筋を作ることが必須です。特に重要なポイントは、難民の学生が迫害の危険に直面する本国への送還を禁ずるノン・ルフールマン(non-refoulement)原則を遵守することです。

教育パスウェイズに関するグローバル・タスクフォースがまとめた教育パスウェイズの最低基準は、こちらでご覧いただけます。

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